【続報・6月上旬】すすきの爆発事故、現場映像が公開 市は安全点検へ

※この記事は、2025年5月19日に発生した「すすきの 大黒屋 爆発事故」の続報です。事故直後の新たな映像公開、市の対応、地域への影響についてまとめています。

2025年5月19日午後1時30分頃、札幌市中央区南4条西2丁目の複合飲食ビル「旭川成吉思汗 大黒屋札幌1号店」の2階でガス爆発とみられる事故が発生し、男女4人が負傷しました。その後、事故直後の映像や現場の状況を報じる報道が相次ぎ、被害の全貌が明らかになっています。

  • 現場映像が公開

YouTubeやテレビ各局のニュース映像では、爆発の瞬間「バーン!」という爆発音とともに、大きな衝撃とガラスの破片が飛び散る様子が捉えられていました asahi.com+3youtube.com+3hokkaido-np.co.jp+3uhb.jp。ビルの窓が激しく破損し、巨大なガラス片が歩道に散乱。店内の照明も一瞬にして暗転し、冷蔵庫の金属音が乱れるなど、突発的な衝撃が伝わってきます。

  • 被害状況と負傷者

道警・消防によると、現場では20代から40代の女性3人と、外にいた20代女性1人の計4人が軽症を負い病院で手当てを受けました。うち店内にいた3人はガラス片による切り傷、屋外の1人も飛散したガラスに当たったと見られています。

  • 事故原因の可能性と構造被害

事故原因について、ガス設備の老朽化や不適切な取り扱いが疑われていますが、道警は現在も消防と協力して詳しい原因調査を進めています 。ビルは11階建てで、外壁の一部や窓枠の破損が確認され、複数の部屋で内部設備にも損壊が生じています。

  • 周辺への影響と安全措置

映像からは、通行人が足を止めて様子を見守っている様子や、消防活動の開始にやや遅れがあったという指摘もあり、二次災害への懸念が一部で示されています 。その後、警察が現場周辺を封鎖し、消防車両や救急隊が迅速に到着。負傷者の救出や通行止め誘導が行われ、大規模な二次被害は回避されました。

  • 店舗・地域の現状と声

事故後、対象店舗は営業を停止。近隣の飲食店からは「ガラス片の影響で営業見合わせ」「煙と音で客足が減った」といった声が聞かれ、ススキノ地区の訪客減少にも影響が出ている模様です。歩道には未だ大量の破片が残り、復旧作業は継続中です。

  • 安全点検と今後の対応

札幌市は6月下旬から同地区にある老朽化飲食ビルを対象に、ガス設備を中心とした安全点検を順次実施する予定と発表しています。今回の事故を受け、防災・安全対策の強化が急務となっています。

 

前回の速報時には文字と写真でしか伝わらなかった現場の様子が、映像として可視化されたことで、事故の深刻さがより明確になりました。今後、こうした「市民映像」が事故報道の一端を担う場面はさらに増えるかもしれません。