すすきのってどんなエリア?その名称の意味

東京の新宿、福岡の中州に並び、「日本三大歓楽街」と称される札幌・すすきの。

「薄野」や「ススキノ」とも書きます。

1つのビルにカフェ、居酒屋、カラオケ、ラーメン店、果てには風俗店などさまざまな業種のお店が詰まっているのが特徴です。

 

観光客はもちろん、地元の札幌市民にも愛されるすすきのですが、実は「すすきの」という住所はなく、地図にもその名称は載っていないことをご存じでしょうか。

 

「すすきの」という名称は、明治時代に北海道開拓使がこのエリアに公認遊郭を設け、「薄野遊郭(すすきのゆうかく)」と名付けたことが発祥といわれています。

「すすきの」の由来は、①工事監督の薄井龍(竜)之(うすいたつゆき)氏から1字とった、②当時はこの一帯にススキやスゲなどの植物の総称である茅(かや)が覆い茂っていたから、という2つの説があります

①の説が通説となっていますが、②の説は、東京で有名な「吉原遊郭」の由来が「葦(よし)の生い茂る野原」であることにちなんでいるともいわれていますよ。

 

主に札幌市中央区の南3条~南7条、西2丁目~西6丁目の範囲を指してすすきのエリアと呼ばれていますが、厳密な住所の線引きはなく、地元の人にとっても「この辺り」という認識です。

 

もともと遊郭があった場所に由来していることから、道外の方からは「男性が夜遊ぶ街」というイメージを持たれがちですが、実はそうではありません。

すすきのは美味しい食事処も多いため、女性同士で楽しく安全に飲み・遊べる繁華街として全国でも有名なんですよ!