
札幌市は、すすきの地区での自転車放置対策を強化するため、来年4月から駅前通南4条〜南6条の区間を新たに「放置禁止区域」に指定する方針を固めました。短時間の駐輪でも撤去対象となり、歩行空間の確保を目指します。
札幌市は、すすきのの繁華街で増加している放置自転車問題に対応するため、来年4月より駅前通の南4条から南6条までを「駐輪禁止区域」に指定する計画を明らかにしました。
この区域内では、自転車や原付バイクを短時間でも放置した場合、即時撤去が可能になります。市によると、すすきの地区では飲食店従業員などによる歩道駐輪が約1,000台にのぼり、観光客や買い物客の通行を妨げる要因になっているといいます。
今後は段階的に範囲を拡大し、西1丁目から西6丁目までの広域を対象にする構想も進められています。また、市は併せて駐輪場の整備を進め、利用環境の改善と放置抑止を両立させる方針です。
夜間もにぎわうすすきのでは、歩道スペースの確保が観光客や地元利用者の安全に直結します。駐輪禁止区域の新設は利便性と安全性のバランスが問われる施策となりそうです。