
2025年6月、札幌・すすきのの歩道で、40代男性が携行していた財布を盗んだとして、住所不定の中学2年生(14歳)と石狩市在住の高校生(17歳)が逮捕されました。
北海道警東署によりますと、窃盗の疑いで逮捕された2人は、6月9日午後11時50分ごろ、札幌市中央区南8条西6丁目の歩道において、帰宅途中の男性の背後から忍び寄り、ズボンの後ろポケットに入っていた財布を抜き取ったとされています。財布には約1万2,600円の現金に加え、複数のクレジットカードなどが含まれていました。男性に怪我はありませんでした。
犯行直後、2人はその場から走って逃走しましたが、防犯カメラの映像などにより特定され、逮捕に至ったということです。
取り調べに対して、少年らは「お金が欲しかった」と述べ、容疑を認めています。警察は動機や余罪の有無について詳しく調べを進めているとのことです。
犯罪といえど、被害も重大。未成年が関わったことで、彼らの背景や家庭環境にも想いを馳せざるをえません。教育や生活支援のあり方について、改めて問われる事件です。