
札幌市中央区で、カッターナイフを所持していたとして31歳の男が逮捕されました。
27日午後6時ごろ、札幌市中央区北2条東4丁目の商業施設にて、31歳の無職の男が、刃体の長さ約6.6cmのカッターナイフを正当な理由なく所持していたとして、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
警察によると、施設内の店舗から「万引きの被害があった」との通報を受けて現場に急行。現地で事情聴取を行っていたところ、通報内容に関係している可能性のある男が現れたため職務質問を実施。男は万引きをほのめかすような発言をしたほか、所持品からカッターナイフが見つかったため、その場で身柄を確保しました。
男は調べに対し、「カバンにカッターが入っていた理由は分からない」と話しており、容疑を否認しているということです。
警察は、男の刃物所持の経緯や動機を詳しく調べるとともに、万引きへの関与についても慎重に捜査を進めています。
市街地の商業施設内での刃物所持は、市民の安心・安全に直結する重大な問題です。たとえ使用の意図がなかったとしても、持ち歩く理由が正当でなければ処罰の対象になります。今回のケースでは、万引きの通報とタイミングが重なったことで発覚に至った点も注目されます。市民の防犯意識と、警察の迅速な対応により大事に至らなかったことが不幸中の幸いです。