札幌市は、市中心部に指定している路上喫煙制限区域について、対象範囲を拡大する計画を示している。現在の制限区域は、西1丁目から西4丁目までの範囲で、北は札幌駅周辺、南はすすきの駅周辺までとなっている。市はこの区域を見直し、さらなる拡大を検討している。
拡大計画では、大通公園を全面的に喫煙禁止とする方針が示されている。また、南側についても、現行のすすきの駅周辺までの範囲から、中島公園駅周辺まで広げる可能性がある。禁止されていないエリアでの路上喫煙や吸い殻のポイ捨てによる苦情が相次いだことから、区域拡大の検討に至った。札幌市は2027年夏までに喫煙制限区域を拡大したい考えを示している。
制限区域内では路上喫煙が禁止され、違反した場合には条例に基づき過料の対象となる。指定された喫煙所での喫煙は認められている。札幌市が設置している公共の喫煙所は現在2か所にとどまっている。一方、調査会社の試算では、市内中心部に必要とされる喫煙所は約50か所とされている。
市民の間では、非喫煙者から拡大に賛成する声が上がっている。一方、喫煙者からは「仕方がないことだが、ある程度の数の喫煙所は設けてほしい」「吸う人はマナーを守ることが大事」といった意見が出ている。区域拡大の具体的な範囲や喫煙所整備の方針が今後の焦点となる。
数字を見ると、現状の喫煙所2か所と必要数50か所の差は大きいと感じます。規制の拡大は環境整備の観点では一定の効果が期待されますが、同時に受け皿の整備がどこまで進むのかも重要です。都市政策としてのバランスが問われている局面だと見ています。





