
8月7日から9日にかけて、札幌・すすきのの中心街で「第61回すすきの祭り」が開催されました。夜の街に浮かぶ提灯の灯りと浴衣姿の人々、そして名物イベントの花魁道中が、真夏の夜を一層華やかに彩りました。
すすきのの夏の風物詩「すすきの祭り」が、今年も3日間にわたり開催され、歓楽街は地元客や観光客で大いに賑わいました。会場となった駅前通の一部は歩行者天国となり、通り沿いには数十軒の屋台が並び、焼きそば、たこ焼き、海鮮焼きなどの香りが夜風に漂いました。
目玉イベントの花魁道中では、艶やかな打掛を纏った花魁役の女性たちが、ゆっくりとした足取りで通りを練り歩き、沿道の観客から歓声とシャッター音が絶えませんでした。また、地元飲食店や観光協会によるステージイベントや音楽ライブも行われ、会場全体が一体感に包まれました。
今年は外国人観光客の姿も多く見られ、国際色豊かな雰囲気に。SNSでは「浴衣とネオンが映える」「札幌の夏を感じた」といった投稿が相次ぎ、地域の魅力発信にもつながりました。
すすきの祭りは、歓楽街という立地ながらも、家族連れや観光客まで幅広く楽しめる“開かれたお祭り”です。屋台グルメや伝統行事、夜景と提灯のコントラストは、札幌の夏を象徴する景色としてこれからも残していきたい光景です。