ススキノでホテル従業員がごみ拾い

雪解けが一気に進む4月、街角にゴミが目立ち始めました。

きょう札幌市内のホテルの従業員が、ススキノ地区で清掃活動を行いました。

活動にはススキノにあるホテル・メルキュール札幌とイビススタイルズ札幌の2つのホテルの従業員およそ20人が参加しました。

ホテル前を出発した参加者は、冬の間にまかれた滑り止めの砂や積もった落ち葉などをホウキではきました。

また、路肩や歩道に落ちている空き缶や空き瓶、たばこの吸い殻などのごみをひとつひとつ、拾い集めました。 参加者は「多いのはたばこの吸い殻のフィルター。それと割りばし」「どうしても雪が解けたので目立ちますね。今日みたいな良く晴れた天気だと清掃がはかどりますね」と話していました。

雪解けとともに顔を出すのは、春の足音だけではありません。街に積もった“冬の残骸”ともいえるゴミたちが、札幌の春の景色に影を落としています。

今回のように地元ホテルの従業員たちが率先して行動を起こす姿は、観光地ススキノの“おもてなしの心”そのもの。訪れる人たちにとっての第一印象をつくるのは、こうした一つひとつの取り組みです。

観光と地域が支え合う街・札幌。こうした草の根の活動が、まちの美しさを守る礎になっています。