
2025年3月末時点で、訪日外国人旅行者数が1,054万人を超え、過去最速で1,000万人の大台を突破したことが政府観光局より発表されました。特に3月は桜の開花シーズンと重なり、わずか1カ月で350万人以上の観光客が来日。北海道・札幌も例外ではなく、ススキノの街にも多くの外国人観光客の姿が見られました。
春の陽気とともに、ススキノでは外国人向けの飲食店や観光スポットがにぎわいを見せており、特にジンギスカン店やナイトスポットが人気を集めています。また、外国語対応のサイネージやSNS発信に力を入れる店舗も増えており、ススキノの「インバウンド対応力」が問われる時代に突入しています。
訪日観光客による消費額は今や自動車産業に次ぐ規模となっており、観光は名実ともに「日本の輸出産業」と化しています。ススキノにとっても、街の魅力をどう磨き、世界にどう伝えるかが今後の課題となりそうです。
春のススキノに、久しぶりの賑わいが戻ってきた。観光と街の魅力をつなげる工夫が、今後の鍵になるだろう。