札幌・すすきの最古の駄菓子屋「藤川菓子店」閉店の事実


札幌市中央区すすきの市場内にある老舗駄菓子店「藤川菓子店」が、2026年1月末をもって長年の営業を終了することが明らかになった。創業は1918年とされ、市内で最も歴史のある駄菓子店の一つとして地域住民や飲食店関係者に親しまれてきた。閉店のニュースはSNSや地域メディアでも広く伝えられており、多くの人々が惜別の声を上げている。

すすきの市場は、南6条西4丁目交差点付近の公団住宅の下に位置する歴史あるエリアで、商店や卸売店が並ぶ。藤川菓子店はこの市場のテナントとして昭和初期から営業を続け、市場の変遷と共に歩んできた。地元のスナックや飲食店の業者からも駄菓子やおつまみとして頻繁に購入されていた。

店主であった高齢の経営者は後継者がおらず、長年続いた営業を終了する決断に至ったとされる。SNS上には「創業100年以上続いた老舗が閉店する」といった投稿が見られ、多くの利用者が閉店を惜しむ投稿をしている。

歴史的背景として、日本における駄菓子屋は昭和期まで子どもたちの日常的な「おやつ購入場所」であったが、コンビニエンスストアの普及や人口減少に伴い、全国的に減少傾向にある。藤川菓子店の閉店は、地域に残る昭和文化の一端が失われる象徴的な出来事とも受け止められている。

すすきの市場自体も老朽化が進んでいると伝えられ、再開発計画や建物の老朽対策が話題になる中で、古くからのテナントが時代の流れで姿を消す事例として注目されている。市民や観光客にとって藤川菓子店は「昭和の風景」として記憶に残る存在だった。

—— 文・写真:すすきのニュース編集部 【佐々木ナオ】

 


札幌の歓楽街・すすきのの中心に長年営業してきた「藤川菓子店」の閉店は、単なる店舗の終焉を超えて地域文化の一部が消えゆく出来事です。大都市でありながら、100年以上続いた駄菓子店が市場の奥で営業していたという事実そのものが珍しく、多くの地域住民や飲食店関係者にとって日常の一部でした。SNS上でも惜別の声が多数上がり、駄菓子屋文化が希薄になっていく中で、こうした老舗が最後の灯を消す経緯は多くの人の関心を引きます。