札幌の桜はGWだけで見ないほうがいいー2026年は4月下旬予想、名所選びのコツ


本州で桜が散り始めるころ、札幌の春はむしろここから本番に入る。3月下旬時点の2026年予想は、WeatherMapが開花4月21日・満開4月26日(参考:weather map さくら開花予想2026)、日本気象協会 tenki.jpが開花4月24日・満開4月28日(参考:tenki.jp 桜開花・満開予想 2026)。数日の幅はあるものの、どちらも平年より早めで、今年は「ゴールデンウィークに入ってから考える」より、「4月下旬から様子を見る」ほうが合いそうだ。

札幌の桜が本州の花見と少し違って見えるのは、エゾヤマザクラの存在が大きい。札幌観光の公式案内では、札幌で目立つ桜としてエゾヤマザクラとソメイヨシノが挙げられ、とくにエゾヤマザクラは濃い紅色が特徴とされる。

しかも、札幌では梅もほぼ同時期に咲くため、春の景色が短期間に一気に立ち上がる。ここが、札幌の花見がただ「遅い桜」では終わらない理由だ。

定番の筆頭は、やはり円山公園だ。札幌観光の公式情報では、園内にエゾヤマザクラ、ソメイヨシノなど約120本の桜があり、古くからの名所として紹介されている。さらに公園の案内では、開花順としてエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラが挙げられており、同じ園内でも見どころが少しずつ移っていく。一本勝負の花見というより、札幌の桜の基本を押さえる場所と考えると分かりやすい。

その円山公園とセットで歩きたいのが北海道神宮だ。公式観光情報では、境内で約1,000本の桜と約120本の梅が楽しめ、ゴールデンウィーク中は屋台も並ぶ。札幌で「桜と梅を同じ散策で見たい」なら、この組み合わせの強さは別格だ。札幌の春らしさを濃く感じたい人には、まず外しにくい。

街なかで品種の幅を見たいなら中島公園が面白い。札幌観光の春特集では駅から近い花見スポットとして挙げられ、2025年の札幌市内開花状況では約400本、大半がエゾヤマザクラで、護国神社前にソメイヨシノ、園内にシダレザクラがあると整理されている。さらに公園の桜情報では、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、チシマザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラまで確認できる。札幌で「何種類か見比べたい」人にはかなり相性がいい。

家族連れや広さ重視なら、モエレ沼公園のサクラの森は強い。公式案内では約1,600本のサクラが植えられ、7つの遊具エリアと126基の遊具がある。しかも公園の樹木マップでは、まずエゾヤマザクラ、次にソメイヨシノとカスミザクラ、最後にサトザクラが見頃になる流れが示されている。札幌の桜を「どこが一番すごいか」ではなく、「いつ、どの品種を見るか」で楽しみたいなら、モエレ沼公園はかなり優秀だ。

歩いて春を浴びるなら、新川さくら並木も外せない。ウォーカープラスの2026年特集では、新川沿い10.5キロにわたってソメイヨシノとエゾヤマザクラが交互に植えられていると紹介されている。淡い花色のソメイヨシノと、やや濃いエゾヤマザクラが続く景色は、札幌の花見を並木のスケールで味わえるタイプ。公園に腰を据える花見とは違う、散策型の魅力がある。

品種で整理すると、札幌の最初の主役はエゾヤマザクラ、定番感を足すのがソメイヨシノ、見頃を少し後ろへ伸ばすのがヤエザクラやサトザクラ系という見方がしやすい。モエレ沼公園の樹木マップでは、エゾヤマザクラは葉とほぼ同時に咲く道内の開花標準木、ソメイヨシノは白っぽく咲き、サトザクラは遅咲きの園芸種と説明されている。開花日だけでなく、見たい品種を先に決めると、札幌の花見はぐっと面白くなる。

2026年の札幌は、予想どおりなら4月下旬に咲き始め、ゴールデンウィーク前半から後半にかけて場所ごとのピークが分かれていきそうだ。円山公園と北海道神宮で王道を押さえるか、中島公園で品種の幅を見るか、モエレ沼公園で遅咲きまで追うか、新川さくら並木で歩くか。札幌の桜は「遅い」よりも「選びがいがある」と言ったほうが、今の実感に近い。なお、ウォーカープラスの2026年札幌桜特集は一部2025年情報を順次更新中としているため、イベントやライトアップの細部は直前に公式情報を確認しておきたい。

ウォーカープラス 【2026年】札幌のおすすめ桜名所5選!見頃情報をご紹介


札幌の桜は、開花日だけを追うと少しもったいないです。エゾヤマザクラ中心の色味や、場所ごとの品種の違いまで見始めると、同じ一週間でも行き先の選び方が変わってきます。