すすきのの顔が消えた? ニッカ看板は撤去ではなく5代目準備中だった


札幌・すすきの交差点の象徴として知られるニッカウヰスキーの看板が、差し替えに向けた作業に入っています。ニッカウヰスキー公式Xは、看板が「お色直し中」であることを案内し、4月7日に新しい顔を見せる予定だと告知しました。3月23日に看板が見えない状態となり、現在は白いシートで覆われていると伝えています。

現地で確認されているのは、看板の周囲に足場が組まれ、シートに「すすきのの顔が変わります。(ちょっとだけ)」と書かれている状態です。この文言だけでも、完全に別物へ置き換わるというより、象徴性は残しながら印象を更新する動きだと受け止める人が多そうです。ただ、記事執筆時点で確認できた公開情報では、新しいビジュアルの具体的な中身まではまだ明らかになっていません。

今回の差し替えは、単なる外装修繕ではありません。HTBとSTVの報道によると、アサヒビールは「ブラックニッカ」のパッケージリニューアルに伴って、「ニッカおじさん」のデザインも新しくすると説明しています(参考:HTB 札幌・すすきのの顔「ニッカおじさん」13年ぶりイメチェンSTV 「すすきのの顔変わります」ニッカおじさんが5代目に!リニューアルは13年ぶり)。つまり今回の変更は、すすきのの街角だけの出来事ではなく、商品ブランド側の刷新と連動した更新という位置づけです。

このニュースが注目される理由は、看板の知名度の高さにあります。ニッカおじさんの看板は1969年からこの場所に設置されてきました。現在のものは4代目で、今回は13年ぶりのリニューアル。4月7日からは5代目がお目見えする見通しです。すすきのを語るときに外せない景色のひとつだけに、更新そのものが地域ニュースになるだけの重みがあります。

実際、「顔を撮りたかったけど、撮れなかった」と話す観光客の声もありました。すすきの交差点のニッカ看板は、地元の人には見慣れた風景でも、観光客にとっては札幌らしさを感じる撮影スポットのひとつです。だからこそ、いまは「見られない期間がある」という事実そのものに価値があります。

現時点で確定的に言えるのは、看板がリニューアル工事中であること、理由がブラックニッカの刷新に連動したものであること、そして新しい5代目看板の公開予定日が4月7日だということです。一方で、どこがどの程度変わるのかは、公開前の段階ではまだ伏せられています。シートに添えられた「ちょっとだけ」という言葉どおり、すすきのの象徴を大きく壊すのではなく、今の街並みに合わせて静かに更新されることになりそうです。


今回の話は、広告看板の更新というより、すすきのの景色そのものの更新として受け取られている点が大きいです。長く定着した街の象徴は、少し変わるだけでも地域ニュースになります。