【札幌】「5万円出すから靴を交換して」女性の靴を無理やり脱がせた35歳男を逮捕


札幌・すすきので、面識のない女性の靴を無理やり脱がせたとして、札幌市西区に住む配送業の男(35)が暴行の疑いで逮捕されました。警察によりますと、男は女性の足をつかんで靴を脱がせた疑いが持たれています。

事件があったのは5月7日午後9時30分ごろです。男は札幌市中央区の共同住宅の玄関前で、帰宅途中だった20代女性に「彼女がその靴を欲しがっている。5万円出すから交換してほしい」と声をかけました。女性が断ると、今度は「せめて靴の中にあるシリアルナンバーの写真を撮らせてください」と求めたとされています。

女性が靴を確認しようとして片足を上げた際、男は突然足をつかみ、靴を脱がせたということです。その後、男は女性の靴を持ったまま数メートル離れた場所へ移動し、背を向けてしゃがみ込んだ後、しばらくして靴を返却して立ち去りました。靴に破損や汚損は確認されていません。

現場となった中央区は、すすきのを含む札幌市内有数の繁華街や住宅地が混在するエリアです。夜間も人の往来がある地域ですが、今回のように見知らぬ相手から突然接触を受ける事案は、市民に不安を与える出来事となりました。

女性は翌日、桑園交番に被害を相談しました。警察は周辺の防犯カメラ映像などを詳しく調べ、男を特定したということです。調べに対し男は「靴を脱がせたことは間違いありません」と容疑を認めており、警察は当時の詳しい状況を捜査しています。

近年は路上や共同住宅周辺での声掛け事案や不審な接触事案への警戒が求められています。今回の事件では金品の強奪などには発展しなかったものの、被害者の身体に直接接触した点は重大とみられます。

警察は男の動機や靴に執着した理由などについて慎重に調べています。地域住民には、不審な声掛けや違和感のある要求を受けた際には、その場を離れ、速やかに警察へ相談するよう呼びかけています。


見知らぬ相手からの不自然な要求は大きな不安につながります。地域の安心のためにも早期相談の重要性を感じる事案です。