【札幌】大通公園が約30年ぶり再整備へ 噴水やウッドデッキのイメージ案公開


札幌中心部の大通公園で、約30年ぶりとなる大規模な再整備計画が進められています。札幌市は2026年6月29日に開かれた「第3回大通公園アドバイザリーボード」で、基本計画の中間とりまとめ案や西4丁目の整備イメージについて議論しました。

大通公園は前回の大規模整備からおよそ30年が経過し、施設の老朽化や市民ニーズの多様化が課題となっています。札幌市は「公園の魅力と機能の向上」「いこいとにぎわいの両立」「沿道と連携したみどりの軸の強化」の3つを軸に、具体的な施設計画を検討しています。

再整備イメージでは、道路沿いの樹林帯にウッドデッキやベンチを設け、既存樹木の生育環境に配慮しながら滞在しやすい空間をつくる案が示されています。噴水は水がたまる部分を浅くなだらかにし、イベント時には水を減らして、イスやテーブルを置ける広場として活用する構想です。

再整備では、観光客やイベント来場者だけでなく、日常的に公園を利用する市民や周辺で働く人など、多様な利用者を意識した空間づくりが進められています。商業施設が集まる3〜5丁目や7〜8丁目では、特に人が滞在しやすい空間構成を重視する方針です。

大通公園は大通西1丁目から西12丁目まで、全長約1.5キロにわたる札幌中心部の都市公園です。地下鉄大通駅や西11丁目駅からアクセスでき、さっぽろ雪まつりや夏のビアガーデンなど、年間を通して市民や観光客が集まる場所として親しまれています。

イベント利用と日常の憩いを両立する再整備が実現すれば、大通周辺の回遊や滞在のあり方にも変化が生まれそうです。札幌市は会議での議論を踏まえ、基本計画の取りまとめを進めており、今後示される具体的な整備内容が注目されます。


札幌中心部の回遊性や滞在時間にも関わる再整備。観光と市民利用の両面で変化が期待されます。