【すすきの】IHG系「ホリデイ・イン エクスプレス」が進出 2026年夏開業へ


IHGホテルズ&リゾーツは、札幌・すすきのエリアに「ホリデイ・イン エクスプレス 札幌すすきの」を2026年秋に開業すると発表した。運営は南5西3地区でホテル事業を展開する企業が担い、北海道内ではIHGブランドの存在感をさらに高める動きとなりそうだ。

開業予定地は札幌市中央区南5条西6丁目付近。地下鉄すすきの駅から近い繁華街エリアで、観光客だけでなく出張利用やライブ・イベント需要も見込める立地として知られている。

今回開業する「ホリデイ・イン エクスプレス」は、IHGホテルズ&リゾーツが世界展開する宿泊主体型ブランド。フルサービス型ホテルよりも機能性や滞在効率を重視したブランドで、ビジネス利用や短期滞在需要との相性が強い。

公式ページで確認できる客室タイプは「スタンダードタイプ」のみ。館内設備としては無料Wi-Fi、フィットネスセンター、1つの館内レストラン、毎日のハウスキーピングを備え、全館禁煙のホテルとして運営される。

また、宿泊者向けには毎朝無料朝食を提供する。チェックインは15時、チェックアウトは11時で、プールや無料エリアシャトルの設定はない。ペット同伴での宿泊も不可としている。

近年の札幌市内では、高級ホテルや外資系ブランドの進出が相次いでいる。一方で、観光客増加に伴い、比較的利用しやすい価格帯のホテル需要も拡大している。特にすすきの周辺は、観光・飲食・ナイトタイム需要が集まるエリアとして宿泊需要が安定しており、国内外のホテル事業者から注目を集めている。

札幌では新幹線延伸や再開発を背景にホテル投資が続いているが、今回の特徴は「すすきの立地」と「宿泊主体型ブランド」の組み合わせにある。ラグジュアリー路線ではなく、比較的幅広い旅行者層を取り込む方向性が見える点は、近年のホテル開発トレンドの中でも特徴的だ。

また、IHGブランドは海外認知度が高く、訪日外国人観光客からの集客力にも強みを持つ。札幌では雪まつりやウインタースポーツ需要に加え、近年は夏季観光や長期滞在ニーズも伸びている。すすきのエリアは飲食店密集地としての知名度も高く、「泊まる場所」と「夜の観光動線」が近い点が評価されやすい。

一方で、札幌市内ではホテル供給増加も続いており、今後はブランド力や立地だけでなく、価格帯や滞在体験の差別化がより重要になりそうだ。今回の開業は、単なる新ホテル追加というより、すすきのが「観光拠点型エリア」としてさらに強化されている流れの一つとも言える。


札幌では近年、高級ホテル開業の話題が目立っていましたが、今回の動きは“使いやすい価格帯”を含めた宿泊需要の広がりを感じさせます。 すすきのが単なる歓楽街ではなく、滞在拠点として再評価されている点も注目したいところです。