札幌市中央区北1条西2丁目の人気ラーメン店「Japanese Ramen Noodle Lab Q」が、2026年6月12日をもって現店舗での営業を終了することが明らかになった。店舗公式Instagramなどで発表され、SNS上では惜しむ声が広がっている。
同店は地下鉄大通駅から徒歩数分、りんどうビル地下1階に店を構えるラーメン店。札幌観光の定番ともいえる味噌ラーメン路線とは異なり、地鶏を軸にした澄んだスープや自家製麺を特徴とする“淡麗系”の一杯で高い評価を集めてきた。
食べログの「ラーメン百名店 HOKKAIDO」にも選出されており、札幌市内だけでなく全国からラーメンファンが訪れる存在として知られていた。
店を手がける平岡寛視氏は、素材や製法へのこだわりでも知られる人物だ。北海道産小麦を使った自家製麺や、複数の地鶏を組み合わせたスープなど、“研究所”を意味する「Lab」の名に近い探究型のスタイルは、札幌ラーメンの中でも独特なポジションを築いてきた。
また、ラーメン店でありながら、フレンチレストランのような空間演出や接客スタイルも特徴だった。一般的な“札幌ラーメン店”のイメージとは異なる店づくりは、観光客だけでなく、道内外の食通層からも支持を集めていた。
閉店情報が広がると、SNS上では「札幌に行く理由の一つだった」「最後にもう一度食べたい」「札幌ラーメンの歴史がまた変わる」といった反応も見られる。ラーメン専門メディアや地域情報サイトでも相次いで取り上げられており、閉店前の駆け込み需要も高まりそうだ。
一方で、今回の発表は“完全終了”なのか、“現店舗での営業終了”なのかについて注目する声もある。一部報道では、今後の新たな構想を示唆する内容も紹介されており、閉店後の展開に関心が集まっている。現時点で詳細な新店舗情報などは公表されていない。
「Japanese Ramen Noodle Lab Q」は2014年6月12日にオープンし、2026年で12周年を迎える。札幌ラーメンといえば味噌、濃厚、観光名物――そんなイメージが強い中で、同店は“札幌でもこういうラーメンが成立する”という流れを強く印象づけた存在だった。
近年の札幌では、王道味噌だけでなく、淡麗系や素材重視型、コース料理的なラーメン体験を打ち出す店も増えている。その流れの象徴的存在だった店の節目は、単なる人気店閉店の話題にとどまらず、札幌ラーメン文化の変化を考えるニュースとしても注目されそうだ。
「閉店」という言葉だけを見ると一店舗の営業終了に見えるが、「Japanese Ramen Noodle Lab Q」の場合は少し意味合いが違う。 札幌ラーメンの固定イメージを広げた店の一つであり、その存在感の大きさが今回の反響につながっているように見える。





