すすきので帰りの車を探すときは、料金の安さや呼び込みだけで判断せず、正規のタクシー・ハイヤー、公共交通機関を選ぶことが大切です。2026年9月、札幌市内で無許可の有償運送をした疑いなどで男性が逮捕されたと報じられました。深夜まで人が集まるすすきのでは、飲食後や終電後ほど移動手段を急ぎがちです。だからこそ、乗る前の確認が自分と同行者を守ります。
札幌で報じられた白タク事件は何が問題になったのか
報道によると、札幌市の男性は、必要な許可を得ずに飲食店で働く女性らを有償で運んだなどとして、道路運送法違反などの疑いで逮捕されました。容疑は捜査・司法手続の対象であり、有罪が確定したことを意味するものではありません。
国土交通省は、営業許可を受けず自家用車で有償運送を行う「白タク」を重大な違法行為として注意喚起しています。一方、法令に基づく許可・登録を受けた運送などは別に扱われます。利用者が車両だけを見て適法性を判断するのは現実的ではありません。迷ったら、正規の事業者を通じて手配するのが安全です。
すすきので車に乗る前に確認したい3点
- 配車元が分かるか。タクシー会社のアプリ、電話、ホテルや店舗を通じた手配など、運行事業者を確認できる方法を選びます。
- 料金の説明を受けられるか。行き先を告げ、メーターや料金の扱いを確認します。説明が曖昧なまま乗車を急がせる相手には乗らない判断が必要です。
- 乗車場所を共有できるか。同行者と別れる場合は、乗る前に帰宅先や車の情報を共有します。急いでいるときほど、一人で判断しないことが有効です。
終電後の帰り方は、店にいるうちに決める
すすきので会食や観光を楽しむ日は、店を出てから移動手段を探し始めると判断が急ぎやすくなります。飲酒する予定があるなら、車を運転して来ないことを先に決め、地下鉄の最終時刻、正規タクシーの配車、宿泊先までの帰路を確認しておくと安心です。
店舗スタッフや宿泊施設に、正規のタクシーを呼べるか尋ねる方法もあります。行列ができる時間帯は、待つことを前提に余裕を持つ方が、見知らぬ車に急いで乗るより安全です。
不安な勧誘を受けたら乗らずに人のいる場所へ
「すぐ乗れる」「安く行ける」といった誘いを受けても、事業者や料金が確認できなければ断りましょう。相手とのやり取りが不安になった場合は、コンビニエンスストア、ホテルのロビー、交番など人のいる場所へ移動し、必要に応じて110番で相談してください。緊急ではない警察相談は#9110が利用できます。
すすきのを安全に楽しむための帰宅チェック
白タク対策は、特別な知識よりも「正規の手配経路を選ぶ」「料金と事業者が分からない車には乗らない」という基本で十分に変わります。会食の開始前に帰り方を決め、同行者と連絡手段を確保する。すすきので過ごす時間を、帰宅まで気持ちよく終えるための準備です。
無許可の有償運送が疑われる事案は、利用者にとって安全性や料金の見通しに関わります。個別事案の結論を先取りせず、正規の交通手段を選ぶという実用的な情報として伝えることが、観光・夜間経済の双方に役立つと考えます。





